トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 がめちゃくちゃ良かった(ネタバレ度★★★)

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すげーよかった!

2025年1月31日(金)13:15〜 チネチッタ チネ11 G-17 にて鑑賞してきました。

これはかなりよかった。

目次

あらすじ

陳洛軍(チャン・ロッグワン)が香港へ密航する。大兄貴に、身分証を買うための金をとられ、アジトからヤクを盗んで逃走、辿り着いた先の九龍城砦で、龍捲風(ロン・フォンギュン)に救われる。

その後、真面目に九龍城砦で働き、そこを居場所として、貧しいなりに幸福に暮らす陳洛軍。彼の父親は、かつて黒社会でトップをとっていた大物の手下「陳占(チャン・ジム)」だった。そのことを知った大兄貴勢力は陳洛軍の殺害を試み、九龍城砦が乗っ取られてしまう。その際に龍捲風(ロン・フォンギュン)が殺されてしまう。その後、大兄貴は手下の王九(ウォンガウ)に殺され、王九が九龍城砦を取り仕切り、荒らしてしまう。 

結局病院で治療を受け、香港人だったので正規の身分証を手にした陳洛軍は、敵討に九龍城砦へと向かい、気功を操る強敵王九を見事討ち果たす。

アクションがかっこいい

まずはこれ、アクションがかっこいい。ビルの間を縫うようにして逃走しながら展開されるアクションがかなり爽快で、技巧的な演出も数多く取り入れられており、かっこいい。

それも画面が派手なだけじゃなくて、その時々に登場人物が考えていることが見えているような、すごく精緻な印象を受けました。アクションシーンの間もストーリーが停滞する感覚がなくて、すごく楽しいですね

設定がすごいね

映画では冒頭で、かつて香港であった黒社会の闘争における陳占(チャン・ジム)の活躍ぶりが紹介され、プロローグとなり、そこから話が進んで陳洛軍が陳占の父親であったこと、かつて陳占を殺した龍捲風が、息子を助けるために香港の外へ送り出したことなど、色々な要素が小出しにされてつながっていく感じが、すごくいいですね。

ちょっとインド映画っぽいですね。(インド映画なら、陳占と陳洛軍の親子関係が映画の中盤で開示されるのではなく、ラストシーンでは設定を利用した伏線回収をするパターンが多いかな?まだ3作しかみてないので、自信はないです)

いろんな人に感情移入できるし、ずっと緊張感があって、退屈しないね

この映画は、ずーーーーーっと緊張感があるんですよね。それはやはり、全編にわたって、心情描写が丁寧だからだと思います。

悪役にはちょっと感情移入しづらいかもしれないけれど、結構いろいろな登場人物同士の関係性や過去が紹介されますし、リアリティが感じられて、明らかに犯罪者で悪い一面もある人たちなんですが、同情ではなく共感を誘われるようなつくりになっているんですよね。

おかげで世界にすごく入り込みやすいし、鑑賞に熱がこもります!自然と陳洛軍を応援したくなるようになっていくんですよね!

とにかく面白かった!

ということで、すごく良かったです。好みの問題を抜きにして、傑作だって自信を持って言える作品だと思います。

本当に良かったので、もう一回くらいはみてると思いますね。評判もいいから、上映期間も今後延びていくだろうし。

上映の感想

暗い。

今回鑑賞したのは、チネチッタ チネ11 G-17です。

チネチッタの弱点がモロに出る映画ですね。ずーーーーーーっと画面が暗いので、チネチッタの映写だとまじでみづらいです。チネチッタの映写が極端に暗いわけではないとは思っていますが、暗いシーンが多い作品に関しては、映写を理由にチネチッタを避けてもいいかもなって思いました。

もちろん、音はいいんですよ!すごくいい!チネチッタに通っている理由はの半分は音ですからね!(もう半分は、箱の外の展示がすごく好きだからです)

チネ11 の G-17 は、後ろすぎる可能性もあると思って入ったんですが、想定より良かったですね。個人的には、Gがベストな気がします。少し見上げる角度感に、視界の占有率もいい感じです。首が楽な角度になる(=ほんの少しだけ見下ろす角度になる)のはもっと後ろですね。

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プロフィール

いぷしろん*です。しがない会社員です。「いぷしろんどっとねっと」でフィクションメインで、創作物を楽しんだ記録を残してます。

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