TOHOシネマズなんば で 3、4回目の鑑賞を行いました。
TwitterのスペースでFFの人と喋って、#アニメムジカ_ネタバレ タグもちょこちょこチェックして、色々なことを考えているので、それを言語化したいと思います。
過去の感想で言及した内容はスキップしています。
割と気楽にささっと書いてる記事で、誤字脱字や記憶違いによる誤植などの校正、確認作業はやってません。
!!がっつりネタバレしていくので注意!!
にゃむちの行動について考えよう
先に結論をいうと、にゃむちは身勝手で自己中な人でも、楽奈の自由な振る舞いと重ねられるような人でもないと思う。
ということで、にゃむちの行動について、いくつかピックアップして感想を述べたいと思います。
「つまらない台本」
「つまらない脚本」やったかも
それぞれ、1話での武道館ライブで舞台に上がる直前の舞台袖での台詞です。
「つまらない」
かなり強い言葉を選んでますよね。しかも、少し感情的な選択というか、ただの感想ですよね。
この場面以外のにゃむちは、基本的に、反論しやすいような発言はしません。正論と言えるものが多い印象です。「顔と数字が台無しなんだけど?」「その期待を今日裏切ったって言ってるの?」あたりがわかりやすい
この台詞以前に、いつ仮面を外すのかと祥子に問うていますが、祥子は事実上回答を拒否しています。(政治家みたいな表現使うところに育ちが出てるな~って思いますよねw)
それで結局にゃむちの考える「最高の舞台、最高のタイミング」で仮面を外すに至るわけですが、直前に「つまらない」と言っている。この台詞は、事実上の告知と捉えることができると考えています。
さらに、にゃむちのステージ上での行動を振り返ると、かなり面白い、そして客が盛り上がりやすい脚本になっていることがわかります。
おそらくは、にゃむち自身がかなり真剣に脚本を考えて演じています。
祥子に逆らう以上、絶対に失敗できないというプレッシャーもあるでしょうし、一部の人がいうような自己中心的で身勝手な人物像だと、あの展開にはならない気がします。
「本物の笑顔~?」
祥子の台本から外れる瞬間、にゃむちは、祥子の台詞の直後にいいます。間髪を容れず。
舞台の真ん中で仮面を外すのも、パフォーマンスとしては完璧ですよね。きっとこれを超えるやり方はない。
そして、仮面を外した時の驚きが大きいであろう睦と初華を最初と最後にする。
初華がフロントマンであることを考えれば、きっと、睦が最初で初華が最後じゃないといけない。
席順も考えれば、お客さんに見せるパフォーマンスとして、あの順番がきっとベスト。ここだけ綾菜ゆにこ氏が劇中で台本書いてるんじゃないの?って思うくらい面白い展開です。(いやまぁ実際綾奈ゆにこさんが書いてるんでしょうけど)
さらに、祥子に仮面を外させるシーンで、祥子のセリフを完璧にトレースしていますから、きっと自分以外のセリフも、ちゃんと暗記しているんでしょう。
にゃむち自身の状況と、AveMujicaの将来に対する祥子の考えが不透明な状況を踏まえれば、仮面を外す行為は「さもありなん」と言えるもので、にゃむちが暴れたというより、努力と悩みの表れた行為だと思います。
「私への当てつけ~?」
2話の全国ツアー初日、公演前の楽屋での台詞です。
脚本に対するネガティブな感想を言うわけでも、技術的に不足している点(例えば、特定の展開に対する伏線の不足や、登場人物の不自然な心情の変化など)を指摘するわけでもない。
「残酷なまでの、現実です」
その後の描写は睦に切り替わり、おそらく、にゃむちは脚本通り演じるわけですから、ここではにゃむちは脚本の内容に納得しているのではないかと思います。
納得できないことが時はそのことを言葉で伝え、それでも説明不足なら行動に移す場合もあるが、ちょっと文句があるだけならキッチリこなす。
武道館での行動と併せて、そういう社会人然とした(?)振る舞いがすごくよく表れているなと思いました。
「このままじゃ2人で破滅だよ?」「聞こえたでしょ~」
睦邸のスタジオで、睦に話しかける場面。祥子が睦の足かせになっていると指摘した後のセリフは「このままじゃ2人で破滅だよ?」
祥子に「メンバーのことちゃんと見てないんじゃないの?」と仙台駅で言い、「ちゃんと聞こえたでしょ~」と言っているですから、おそらくは祥子がいることに気づいた上で「このままじゃむーこ破滅だよ?」ではなく「2人で」破滅だよ、と言っているのではないでしょうか。
もしそうならば、にゃむちは、祥子が精神的に追い込まれていることに気づいているのかもしれないなと。
にゃむちは対立したいわけじゃないよね?
にゃむちは、3話まででは祥子と激しく対立(喧嘩?)する場面が多く見られます。あそこまで激しく対立するのは、単に社会人としての折衝の経験が少ないからなのでしょうか?
AveMujicaで数字を取ることは基本的にはにゃむちにとって非常に重要なことのはず。また、3話での描写から、にゃむちは非常に真摯に仕事をしていることがわかります。
AveMujicaであることはにゃむちにとってはさほど重要ではなく、お客さん本位で考えているから祥子と方向性の一致を見出せないだけですよね。とすると、にゃむちを納得させるだけのビジョン、方向性を提示できていない祥子(と、所属事務所)が悪いのであって、にゃむちは悪くないよな?と強く思います。
3話最後の睦ちゃんほんとにいい表情してるね
3話の最後は何回見ても味わい深い。最高のアニメです。にゃむちのパートがめちゃくちゃ長くなりましたが、この記事のメインはここです。
傘を手に取っていたら
傘が空に飛び立ち、しばらくして空模様は晴れへと変化します。
その後、睦がモーティスだけが味方だと手を伸ばし、手に取って傘をさせば、遮るのは、雨ではなく陽の光になることに、今日気づきました。
結局人形の影は落ちているわけですが、人形は陽の元で睦を取り込み、ステージでの睦はアニメムジカ1~3話では1番自然でやわらかい表情をしていますので、3話の最後の描写は、かなりポジティブに捉えるようになりました。
むつさきを信じろ
祥子…お前1人だけ「むつみ…」って、感動した表情しやがって…幼馴染が元気になるのは、そりゃ嬉しいよな。いい顔、ほんとうに3話の最後の祥子はいい顔してるよ。最高。
オブリビオニス=祥子説
見出しだけだと「何言ってんの?」って思いますよね。ずっと前から明かされてることだし。
でも、ステージ上のオブリビオニスって、まじでほぼほぼ素の祥子に見えません?
言葉遣いもワードチョイスも、(祥子が脚本書いてるから当たり前ですけど)完全に祥子のそれだし、オブリビオニスではなく「豊川祥子」がAveMujicaの世界に迷い込んでも、同じストーリーで進行できますよね?
で「従順なモーティス、気高きオブリビオニス」でしょ?従順って…祥子お前睦のこと従順って思ってんのか?ひどいよ…
自分で自分のこと気高いって本当に思ってるとこありそうなの、どことなく、まだJKなんだな感があって、いいなって思いますね
さいごに
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